シジュウカラ
風で倒れた使っていないゴミ箱
そのまま放置したら
しじゅうからさんが 巣を作っていて
ハラハラ
そこは ヘビさんの通り道
すぐに入れてしまうじゃないかと
この日 私と子どもとで
またしてもご登場のヘビさんに
ベランダに登っちゃう前にお帰りいただくよう
あれこれ試行錯誤している姿を
シジュウカラさん
木から ちゃんと見ていたのですね
ヘビがこないか
こうして しばらく周りを見渡してから
飛び立つし
巣に入っていくときも
よく周囲を見回してから
はじめから
私たちがここに住んでいることを知っていて
巣作りをしたからか
そばに私たちが立っていても
それを理由に飛び立って逃げることはありません
周囲の確認は ヘビさんの登場に対して行っている様子
このシジュウカラさん
ヘビさんの登場へは
どう対処したかというと
驚くことに 私たちから見える場所に移動し
さえずって呼び
人の手を借りました
庭へと出れば
ミソサザイさんと庭で虫をついばんでは運ぶ姿
私が立っていても
足の先を跳ねて移動しています
野鳥からの信頼を感じ
心から 自然界への感謝の心が湧いて参ります
襟を正して生きてゆきたいと思う日々です
ミソサザイ
私たちが越してきた翌春から
我が家に巣を作り出した野鳥 ミソサザイ
それから毎年のおつきあい
ミソサザイは 日本では一番小さな野鳥です
高らかなさえずりは美しく
この辺りでは 立春と同時くらいに
さえずりが森に響くようになります
そして
我が家の主となるアオダイショウさん
家の周辺のネズミを食べてるヘビ
我が家での営巣に昨年気がついたようで
ベランダに
それはもう何度も何度も
やってきては雛を狙っています
今年初 アオダイショウさんのお出ましに
我が家は騒然!!!
でも
そぉっと そぉっと ヘビを見守ります
虫を咥えてご帰宅のミソサザイさん
すぐにヘビさんの存在に気がつきます
巣へは帰らず いったん飛び去り
今度は 警戒したさえずりと共に戻ってきて
ヘビさんの近くにとまったり 飛んだりを
しばらく繰り返しました
その警戒音を聞きつけて
また別の野鳥が 我が家の様子を見にきます
今年は ミソサザイの他に
家とこの周辺に巣を作っている様子
飛んできたのは
私がベランダにいても そばに平気でとまってしまう
いつものシジュウカラさんでした
今日の所は ヘビさんがご帰宅
日本全国暑くなったようですが
ここは風が午前中には冷えてきたこともあって
活動は控えたようです
お腹のすいたヘビさん
生きるためには食べなくてはなりません
苦労して巣を作っているのを
何ヶ月も見てきている 私たちは
小鳥たちに つい肩入れしてしまいますが
ヘビさんだって 食べなくては
明日に命をつなげません
不思議なほどに
年を重ねるごと
野鳥が 家に住み着く数が増えていき
今ではカラスともお知り合い
小鳥たちも 私たち家族が住んでいることを
承知の上で住み着くので
うまい具合に棲み分けができています
野鳥って
もっと警戒心がいものだと
思い込んでいたので
驚くことが多いですが
現実にはフレンドリーなので
こんな感じでおつきあいできるんだと学ばされます
餌付けという発想すらないほど
野鳥に無知なままここで暮らしだしました
野鳥とのおつきあいは
ある日 外に出ておいで って
野鳥たちが 窓をノックして
たくさん家の周りを飛んでいるので
ベランダに出たのが始まりでした
森の中で どなたかが
野鳥たちに餌付けしているのかも知れませんね
今年も ヘビと野鳥の攻防を
近くでそっと見守っていくことになりそう
なるべくなら
ヘビさんとはご対面したくないから
気が重いというのが正直な気持ちだけれど
共に生きる命
一緒に生きて参りましょう♪
たんぽぽ
ふっと足下に目をやると
目に飛び込んできたのは
ちっちゃい虫さん たんぽぽのお花の上に♪
そばに私がいても逃げないで
そっと触覚を動かしていました
なにげない
こんな光景に出逢えることが
心を豊かにしてくれ
ありがたい気持ちに
昨日は 子どもとこの辺りを歩いて
よもぎ タラの芽
イタドリ 蕗の葉
オオバコ 木の芽
たんぽぽの葉を少しずついただき
天麩羅にしました
苦いと聞いていた たんぽぽですが
そうでもなくて
春の野草を美味しくいただきました
たんぽぽの茎が
どんどん立ち上がってきている様子から
これまで
こうした小さな変化に気がつかずに
暮らしてきてしまったことを
改めて知らされました
どれくらい多くの
自然の横顔を
見過ごしてきているのでしょう
自然の静かな姿に気がつけるよう
庭で過ごす時間を増やしてみようと思います
木苺の花
ここへ越してきてから
家の周辺に増えた植物には
タラ
カエデ
木苺
などがあります
こちらは今花をつける木苺
かわいらしい花とはちがい
茎には鋭いトゲが たくさん!
草むしりの時に 幼木に
うっかり指を刺してしまうこともあります
ここに住むまで 木苺を食べたことはなく
越してきた当時は
庭に木苺がならなかったので
木苺のなる時期になると
お目当てのその場所まで
子ども達と歩いていたのに
気がついたら
どんどん どんどん庭に生えるようになりました
トゲの厄介さに
主人と何度も除去しても
木苺の繁殖力に追いつかない
あるとき 何かの本で
「そこに住む人に必要な植物が
近くに生えてくる」
と知ってから
トゲを嫌っていたことを恥じ
自然界がもたらしてくださるものを
ありがたくいただこうと思うようになりました
気温が低く推移している今年は
木苺がなるのは 6月頃でしょうか
子どもが
「今年は あの黄色の実を
半分に切って 干しておくといいよ」
と言い出したので
フレッシュなものをいただいたら
乾燥させて保存してみようと思います
可憐に咲く 白い花
木苺の存在に
自然は
私たちよりも 私たちのことを
よくご存知で
黙って そっと
助けの手をさしのべてくれているんだなと
教えてもらえました
その手をとれる感性が
自分に備わっているかのかなと
問いかける朝でした
はじめまして
はじめまして
高原に住んでいるためか
今年は春の進みがゆっくりなのを感じます
自然豊かな場所に住んでいることから
折々に感じていること
自然から学ばせてもらえることなど
少しづつ書いていこうと思っています